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撮影の基本

写真は光で決まる|時間帯・天気・光の向きで変わる写り方と撮影のコツ

写真の印象を大きく左右する「光」の読み方を解説。朝・昼・夕方・夜の時間帯ごとの光の特徴、晴れ・曇り・雨など天気による違い、順光・斜光・逆光の使い分け、室内の窓際の光の生かし方を紹介します。

写真(photograph)という言葉は、ギリシャ語で「光で描く」という意味の言葉に由来すると言われます。その名のとおり、写真の印象を最も大きく左右するのは光です。

同じ場所でも、朝と夕方、晴れの日と曇りの日では、まったく違う写真になります。この記事では、時間帯、天気、光の向きによる写り方の違いと、撮影のコツを紹介します。

時間帯による光の違い

時間帯 光の特徴 向いている写真
早朝(日の出前後) やわらかく、青みや淡い色合い。人が少なく静か 静かな街並み、朝もや、澄んだ空気感
午前中 光が斜めから差し、影が長めで立体感が出やすい 街歩きのスナップ、建物、植物
正午前後 光が真上から強く当たり、影が短く濃い。コントラストが強い 青空と建物、水面のきらめき
夕方(日没前後) 暖かい色の低い光。影が長く、ドラマチックな印象 逆光の人物や植物、街並み、空の色の変化
日没直後 空が青やピンクに染まり、街の明かりが灯り始める 夜景の始まり、空と街灯の組み合わせ
夜 人工の光が主役になる。光量が少なく、手ぶれしやすい 街灯、ネオン、窓明かり

日の出や日没の前後の、太陽が低い位置にある時間帯は、光がやわらかく暖かい色になり、写真愛好家の間では「ゴールデンアワー」とも呼ばれます。また、日没直後に空が深い青色になる時間帯は「ブルーアワー」と呼ばれます。どちらも短い時間なので、撮りたい場合は少し早めに出かけましょう。

天気による光の違い

晴れの日

光が強く、色がはっきり出ます。一方で、日なたと日陰の明るさの差が大きく、明るい部分が白く飛んだり、影が真っ黒につぶれたりしやすくなります。日差しが強い時間帯は、日陰で撮る、建物の影を構図に生かすなどの工夫をしましょう。

曇りの日

雲が光を拡散させるため、影がやわらかくなり、全体に均一な光になります。花や人物、料理などを、やわらかく撮るのに向いた天気です。空が白く写りやすいので、空を画面に入れすぎないようにするのがコツです。

雨の日・雨上がり

濡れた路面や葉が光を反射して、しっとりとした雰囲気になります。水たまりに映る景色や、傘、窓についた水滴なども良い被写体です。スマートフォンやカメラが濡れないよう、防水の対策をしてから出かけましょう。

光の向きの使い分け

光が被写体のどちらから当たっているかによっても、写り方が変わります。

光の向き 特徴 撮り方のコツ
順光 撮る人の後ろから光が当たる。色がはっきりする 青空や建物の色をきれいに出したいときに。平面的になりやすい
斜光(サイド光) 横や斜めから光が当たる。影ができて立体感が出る 建物の質感、料理、植物の立体感を出したいときに
逆光 被写体の後ろから光が当たる。輪郭が光る 被写体をタップして明るさを合わせる。花びらや葉が透けて美しく写る

逆光は難しいと思われがちですが、植物や人物をやわらかく、印象的に撮れる光です。スマートフォンでは、被写体をタップしてから明るさを少し上げると、被写体が暗くなりすぎずに撮れます。太陽を直接画面に入れると、光の筋やにじみ(フレア、ゴースト)が出ることもあります。それを味として生かすか、手で光を遮って避けるかを選びましょう。

室内では窓際の光を使う

室内で料理や小物を撮るときは、天井の照明より、窓から入る自然光を使うと、色が自然で、やわらかく撮れます。

  1. 撮りたいものを窓際に置く
  2. 窓の光が、被写体の横か斜め後ろから当たる位置から撮る
  3. 光が当たっていない側が暗すぎる場合は、白い紙や布を置いて光を反射させる

直射日光が強すぎる場合は、レースのカーテン越しの光にすると、やわらかくなります。

光を見る練習

光を読めるようになる一番の練習は、同じ場所を違う時間帯に撮ってみることです。たとえば、家の近くの同じ景色を、朝、昼、夕方に撮り比べてみましょう。光の色や影の長さの違いが、はっきりとわかります。

また、出かけたときには、「今、光はどこから来ているか」「影はどちらに伸びているか」を意識して見るだけでも、写真の撮り方が変わってきます。

まとめ

撮りたい写真 おすすめの光
やわらかく優しい雰囲気 曇りの日、窓際の光、逆光
色鮮やかで元気な印象 晴れの日の順光
立体感や質感 午前・午後の斜光
ドラマチックな雰囲気 夕方の低い光、日没直後

構図と組み合わせると、写真の表現の幅はさらに広がります。写真の構図の基本もあわせてご覧ください。

まはろMindful Shutter 運営者・編集責任者

事業戦略とマーケティングの仕事に約11年携わりながら、忙しい日々の気分転換として街歩きと写真を続けてきました。仕事の合間にも続けられる、気負わない写真の楽しみ方を発信しています。

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